贅沢品の需要低迷、ゴールド価格上昇 今買うべきコインとは

2024.02.11

ダイヤモンドとゴールドの違い

ダイヤモンドとゴールドはどちらも豪華さと富を伝え、どちらも指輪・ブレスレット・時計などの高級製品の製造に使用されています。

ダイヤモンドの 80% が産業で使用されているのに対し、 ほぼすべての金が 宝飾品または投資として使用されています。

 一部の人が価値の保存や投資としてダイヤモンドに目を向けていることを考えると、ダイヤモンドとゴールドには一見すると多くの共通点があるように思えます。

しかし、なぜ歴史的にゴールドが価値の保存手段としてダイヤモンドよりも好まれてきたのか、新しい技術の発展によって両者の価値がどのように変化しているのかを調べてみました。  

まず、ダイヤモンドにはゴールドのように長い歴史がありません。ゴールドは5000年以上前から価値の保存手段または通貨として使用されてきました。

ダイヤモンドは常に宝石として認識されていましたが、西洋でダイヤモンドに対する需要が急増したのは 1800 年代であり、資本家による作為的なマーケティングキャンペーンにより婚約指輪の中心石となったのは1900 年代半ば になってからでした 。

テクノロジーの進歩により状況は変わりました。現在では、地球から採掘されたダイヤモンドを購入するよりも、婚約指輪用にラボグロウンダイヤモンドを購入する方がはるかに安価です。これらのラボグロウンダイヤモンドは、キュービックジルコニアなどのダイヤモンドに似た石ではなく、ラボで作成された本物のダイヤモンドです。

技術の進歩により、ラボ グロウン ダイヤモンドと天然採掘ダイヤモンドの両方の価格が下落しました。ラボ グロウン ダイヤモンドの価値は 2016 年の初め以来 70% 以上下落し、天然採掘ダイヤモンドでさえ 25% 以上下落しました。ダイヤモンドを製造する技術の進歩は今後も進む事でしょう。ラボ グロウン ダイヤモンドは産業市場と宝飾品市場の両方にダイヤモンドを安価に大量に供給できるようになりました。 

2002年~2024年 ゴールドとダイヤモンドの価格推移

金の需要はダイヤモンドの需要よりもボリュームが大きく安定しています。中央銀行が自国通貨の価値を維持しようとするとき、ダイヤモンドではなくゴールドを購入します。

参考:ZERO HEDGE

贅沢品の需要は低迷、ゴールドは上昇中

資産運用や価値の保存として株式・暗号通貨・不動産・骨董品などさまざまなものが存在します。歴史が最も長く、長期的に価格が上昇しており世界中で価値が認められているゴールドが最も安全だという事は簡単に理解できると思います。

通貨の歴史を調べてみると、物々交換から石へ変わり、さらにシルバーからゴールドへ、そしてさらに英ポンドから米ドルと基軸通貨は変化してきました。

現在は資本家に飼われた政府が無制限に紙幣を印刷して、施策を通して最終的に一部の企業や資本家、政治家だけが大儲けできる仕組みがつくられています。

マネーサプライは年々ものすごいスピードで増加中ですが、一般庶民には全く恩恵はありません。逆に所得は増えないままで増税とインフレのトリプルパンチです。

通貨の信用下落とインフレで「実物資産は安全で確実に儲かる」と誤解している方も多いようです。しかし高級車や時計、ブランド品は需要が低迷ています。

不動産市場では新築戸建ての売れ残りが多く、大幅に値下げをして売りに出されている物件も多く目に付きます。現在は大手ディベロッパーは種地の購入を控えているという話も聞きます。加熱していた国内都心部の不動産バブル崩壊は間近かもしれませんね。

アンティークコインはゴールドではありませんので勘違いされないようにご注意下さい。贅沢品(金製の骨董品)です。グラムあたりのゴールドの価値が担保されているため、即換金したい場合は貴金属ショップで地金価格で換金できるというだけです。

贅沢品の価格下落や低迷が続く中でゴールドの需要と価格は伸び続けており最高値更新中です。

今買うべきコインとは

アンティークコイン、発行数の少ないモダンコイン(プルーフ)、地金コインやETFや投資信託の3つの比較を表にしてみました。

ゴールドは間違いなく今後も値上がりを続けるでしょう。では地金や投資信託でいいのでは?というご質問を多くいただきますが、地金や投資信託には秘匿性や希少性はありません。

アンティークコインは骨董品です。生活に必要のない贅沢品は金融緩和で市場にお金がばら撒かれて景気が良い時は価格は上がります。しかし不景気になれば下がります。株式と同じです。

不景気の時に、発行数が多く海外では簡単に手に入るのに、日本市場では高いプレミアがついて売買されていた骨董品が売れない時はどうなりますか? 換金したい人達の値下合戦が始まります。貴金属ショップで換金すれば地金価格になってしまいますので、オークションや委託販売で同じようなコインがあちこちの店で並ぶ事になります。

ゴールド価格は上昇する、紙幣価値は下がる、贅沢品の価格上昇は見込めない、このような時に買うべきコインは発行数が少なく、人気のデザイン、最高鑑定のモダンプルーフコインです。地金価格に近い価格で購入しておけばノーリスク・ハイリターンの最強の資産運用&資産防衛になります。

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