なぜロシアはウクライナへ侵攻したのか？
ロシア（旧ソビエト連邦共和国） プーチン 大統領は、2月22日にウクライナ「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」の独立を承認。
24日、これらの地域に「平和維持」を目的としてロシア軍を派遣することを指示。今回の軍事侵攻に繋がったようです。
メディアで色々な情報が飛び交っていますが、なぜロシアはウクライナに軍事侵攻したでしょうか？
株価を下げるための一時的なパフォーマンスなどではありません。長期的に今後の株価やコモディティー価格に大きな影響を及ぼす出来事だと思います。
現状とそれぞれの思惑を分かりやすい言語でざっくりと解説します。
ロシア プーチン 大統領
・周辺国の緩衝国がどんどんNATOに加盟しているので不安。
・旧ソ連で2番目に人口が多かったウクライナは大切な緩衝国。NATOに加盟して欲しくない。
・22年間守り続けてきた独裁政権を今後も維持したい。2024年選挙で当選したい。
・アメリカの国際的地位と経済の衰退を理解している。
・NATOは軍を派遣しない事を理解している。
ウクライナ
・ロシアが本当に軍事侵攻してくるとは思っていなかったのではないでしょうか。
NATO（北大西洋条約機構）
・24日、ウクライナに派兵しない事をすぐに発表。
アメリカ
・アメリカの国益に直結しない軍事介入は国民世論が消極的。アフガン徹底という前例がある。
欧州
・約40%の資源（原油や天然ガス）をロシアからの輸入に頼っているため、完全断絶はできない。
ロシアに対する制裁は？
NATOによる軍事介入が行われなかったため、変わりに行われた経済制裁は、SWIFT（国際間の銀行送金システム）からロシア排除。
市場の反応は？
ロシアルーブル暴落、株価下落、原油・天然ガス・GOLD価格上昇。
モスクワで1日、ウクライナ侵攻を巡る欧米の相次ぐ制裁で現金不足に陥り、引き出しや決済ができなくなると懸念した市民がATMの前で長蛇の列を作った。
今後はテーパリングや米中・米露問題により株価は不安定となり、コモディティー価格の高騰による物価高騰。金融緩和の後にはお決まりの増税が行われる事が予想されます。
コモディティーやGOLDが上がっているからETFや投資信託を購入する事も微妙です。コモディティーは最強ではありません。理由は地球上にまだまだ多く埋蔵されており、発掘され今後も増え続けます。政府が市場流出量をコントロールできるからです。増産されれば価格は暴落します。
最終的には、ウクライナはロシアの属国となり、平和的解決の道を歩むのではないでしょうか。この問題の結末は誰にも分かりませんが、これから市場はどう動くのか？今からどもようなものに投資すれば良いのでしょうか？
コロナショック後に異次元融緩和で爆上がりした各国の株価ですが、すでに日本株は頭打ち状態。米国の世界的地位や米国経済自体に陰りが見え初めており、インフレとスタグフレーションの中、FIRE夢見て米国株積み立て投資を始める事はおすすめできません。
仮想通貨投資で資産数百倍を夢見て投資するには今からでは遅すぎると思います。2～3年前と違い流動性は非常に高くなりました。過去のようなボラティリティーは期待できませんし、最終的に政府から何らかの大規模な規制が行われるのではないでしょうか。
JVCEAは仮想通貨交換業におけるマネー・ローンダリング（資金洗浄）やテロ資⾦供与対策に関する自主規制規則の改正案を公表しました。観賞用として保有するならば良いですが、自由に送金ができなければ保有する意味がありません。
実物資産最強
超長期的に安定して価格が上がり続けているアンティークコインが最強なのではないでしょうか。希少性が高い実物資産を保有していれば、没収されたり、価格が暴落する恐怖に怯える必要はありません。
アンティークコインであればできるだけグレードの高い大型金貨を狙う。現在、全体的に価格が下がっているモダンコインであれば、なるべく発行枚数や鑑定数（PF70やPR70の数）の少ない、人気デザインのトップグレードの金貨を狙う。
今は良いコインを安く購入できる絶好のチャンスです。
逆に今から購入を避けた方が良いコインは、アンティークコインであればグレードの低いコインや未鑑定コイン。数が多い古代コイン銀貨や小さいソブリン金貨などは、個人的には大きな値上がりは期待できないと思っています。
モダンコインであれば、発行数の多いコイン。特に1オンスや2オンスサイズの銀貨は発行数が多いです。PF69やPR69以下のコインは安く購入できますが売却が困難です。
具体的には「2019年 イギリス ウナとライオン 2オンス プルーフ銀貨」「1999年 イギリス ダイアナ 5ポンドプルーフ金貨」などは発行数が非常に多いですが、過去に適正価格とかけ離れて価格が異常に高騰していました。総鑑定数とPF70（PR70）の数が急速に増加しているため、希少性が下がります。当然ながら価格も下がります。一度高騰してから暴落したモダンコインの価格復活までには長い年月を必要とするでしょう。良い新製品がどんどん発売されるため、永遠に価格が復活しない可能性もあります。
ヤフオクなどで売れている未鑑定コインは真偽不明な上に、品質も不明なため避ける方が良いでしょう。PF69以下のコインのスラブを割ってコインカプセルに戻して販売しているかもしれません。
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