
富裕層の資産運用として話題になっているアンティークコイン投資の魅力やメリットなどをご紹介致します。
アンティークコインとは?
アンティークコインとは100年以上前に発行されたコインやメダルの事を指します。コインは時間の経過とともに失われたり溶けたり損傷します。残存枚数が減る事があっても増える事がないため、人気のコインや状態の良いコインは非常に高値で売買されています。
海外の富裕層の間ではアンティークコインを資産ポートフォリオに組み入れる事は常識でしたが、近年日本でもアンティークコインが注目されています。
アンティークコインのメリット
● 株式や暗号通貨などが暴落するような金融危機が起こってもアンティークコインの価格には影響を及ぼさない。
● インフレ対策になる。
● 所有者の登録や登記が不要なため匿名性が高い。
● 保有する事に対する固定資産税などの税金はかからない。
● 実物資産を子や孫へ引き継ぐ事ができるため相続対策になる。
● メンテナンスが不要。
● 買ってただ長期間保有するだけで自然に価値が上がっていく。
● 物々交換が可能。
アンティークコインのデメリット
● 実物資産を自分で所有し管理するため、紛失や盗難のリスクがある。
● 株式や債券とは異なり、配当や利子がない。
● 市場価格ですぐに売却ができないため流動性が低く短期売買には向かない。
● 適正価格よりも高値で購入した場合は値下がりするリスクがある。
現金の価値は下がり続ける
リーマンショック、チャイナショック、コロナショックなどの金融危機がある度に政府は大規模な金融緩和を行ってきました。世界各国の中央銀行のバランスシートは拡大を続けています。バランスシートの拡大が金融市場を支え続けてきました。

リーマン・ショックの後もFRBの量的緩和は行われましたが、2008年から6年かけて3.5兆米ドル程度の規模だったことと比べると、コロナショック後の量的緩和はスピード、規模ともに驚異的なものであることがわかります。
こうした異様な金融緩和はインフレを引き起こし、大量に刷られた紙幣の価値を著しく低下させます。タンス預金や銀行へ預けている大量の現金の価値は下がり続けているのです。
インフレの波とゴールドの動き

コロナショック後の大規模な量的緩和はインフレを引き起こしました。アメリカやヨーロッパでは急激なインフレが進行中です。インフレが進むと、その国の通貨は通貨安へと動きやすくなります。2000年代に激しいハイパーインフレを起こした国といえば「ジンバブエ」が有名ですが、ジンバブエドルは現在は廃止されています。
インフレの国の通貨はいつか下落するという神話が本当ならば、インフレ率が高いアメリカやヨーロッパの通貨、ドルやポンドやユーロなどの外貨を多く持つ事は安全とは思えません。
過去の激しいインフレ時代の推移を見てみると、インフレ第一波の次に、デフレ波、その次にインフレ第二波があり、この第二波こそが第一波よりもインフレ率が高く、コモディティの価格が高騰しています。
インフレ対策でFRB(米連邦準備理事会)は猛烈な利上げを行ってきました。それに伴いドルが上昇を続けていました。2022年11月CPIの上昇率が市場予想を下回ると、金融市場は米国利上げの終着点を捉え始めました。ドルが暴落し、ドルと逆相関に動くゴールドやシルバーは上昇を開始しました。
株式とゴールドのパフォーマンス

金利が上昇を開始してから株価は下落を開始したため、インフレが収まり利下げが開始されれば株価は上昇するのではないか?と思ったら大間違いです。過去にFedの利上から利下げに転換した時には株価は23%~58%の大暴落を引き起こしています。

ゴールド、シルバー、S&P500、日経225 4つのアセットの23年間の週足パフォーマンス比較チャートです。2000年1月を0と設定した場合、ゴールドは約540%、シルバーは約360%、S&P500は約166%、日経225約38%です。
増税(財産税)対策
金融緩和のつけは国民へ「増税」という形でまわってきます。

日本は税金大国です。働いて収入を得ても、不動産を購入・売却しても、死亡しても税金がかかります。日本の所得税の高さは世界2位です。(あくまでも最高税率)1位がスウェーデンで57.19%、2位が日本で55.95%、3位がオーストリアの55.00%です。

約30年間日本国民の平均賃金は上がらず、不動産価値も横ばいですが税金は上がっています。つまり日本国民は収入や保有資産価値は上がらず、支払う税金や物価は上がって行くのです。ちなみに日本の国会議員の報酬は世界第三位。諸手当を含めると世界一位です。(出典:東洋経済「日本3位「国会議員の報酬」世界30カ国ランキング」)
国会中継を見ていると、居眠りしている議員も少なくありません。そのため、無駄に多い議員数と議員報酬のあり方や経費のつかい方に違和感を覚えます。国民の支払う税金はどこへ消えているのでしょうか。
2023年から防衛費増額の財源を賄う増税策をめぐり、自民党の税制調査会は2022年12月15日、法人税、所得税、たばこ税の3つの税目を組み合わせる案を了承しました。増税の具体的な実施時期などは2023年に改めて議論することになりました。
今回は消費税の増税案は出ていませんが、遅かれ早かれ消費税も増税される事になると思います。1989年に創設された消費税制度。当時は3%から開始して、33年経った2022年現在の消費税率は10%です。高額なコインであれば1%消費税が上がっただけでも支払う金額はとても大きくなります。

預金封鎖やデノミネーション対策
現在使われている1万円札、5千円札、千円札の紙幣デザインを一新することが発表されました。新紙幣は2024年を目途に刷新される予定です。これを機に「資産課税」が行われるとの見方があります。
新紙幣発行の主な目的は、タンス預金のあぶり出し、富裕層の現金預金を株や債券などの政府が把握できる資産へとシフトさせる事です。
2021年末時点で日本国の債務残高は1,220兆円を突破。GDP比で260%です。国家予算の4割が借金。増税と合わせて合法的に富裕層から何らかの形で資産を奪ってでも借金を返済しなければならないでしょう。その時は突然やってきます。
実際に過去の敗戦直後に行われた「預金封鎖」と「新円切替」は予告無しに行われました。
一定の資産(預金・不動産・債券)以上を有する金持ちだけを狙って財産の没収をすれば、国民の不満もある程度は抑えられます。
国民の財産把握のためにマイナンバーカード登録を推奨している金融機関ばかりです。マイナンバーカードのおかげで、政府はすぐに国民の資産を把握する事ができるようになりました。現在は非常に危険な状況なのです。
代表的なアンティークコインの価格推移

世界で最も美しい金貨ウナとライオンはビクトリア女王の即位を記念して発行されました。このデザインは、エドモンド・スペンサーの 1590 年の詩「妖精の女王(The Faerie Queene フェアリークイーン)」を元に、世界一のデザイナーと言われるウィリアム・ワイオンがデザインしました。表面はビクトリア女王の胸像、裏面は英国を代表するライオンを導くウナの姿が描かれています。
ヘリテージオークション 落札価格 約20年で12倍!
2004年1月12日 未鑑定 $28,750.00
2013年4月18日 未鑑定 $105,750.00
2014年8月8日 NGC PF62 $152,750.00
2018年8月17日 NGC PF61+ ULTRA CAMEO $204,000.00
2019年1月7日 PCGS PR62+ DCAM $264,000.00
2020年1月13日 PCGS PR64 DCAM $690,000.00
2021年8月19日 PCGS PR66★ ULTRA CAMEO $1,440,000.00
2022年1月10日 PCGS PR64 DCAM $528,000.00
2022年5月5日 PCGS PR62 ULTRA CAMEO $288,000.00
2022年8月25日 PCGS PR63 ULTRA CAMEO $372,000.00
アンティークコインは金融危機が起こっても価格が暴落する事がないため、安心して長期保有できます。毎日チャートをチェックする必要もありません。
さらに、通貨切り下げや預金封鎖などが起こっても貴方の資産を守る事ができます。なによりも美しい実物資産を収集し、楽しみながら資産を増やす事ができるのが最大の魅力です。
当店ではお客様のご予算に応じて、モダンコインとアンティークコインを組み合わせた最高のポートフォリオをコーディネイトいたします。購入から売却までしっかりとサポートさせていただきます。ご質問やご意見などございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。
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